激安価格のオリジナルのぼり旗は魅力いっぱい!

のぼり旗の発注について、少し軽く考えすぎていませんか?

初めての飲食店経営というのは、やることなすことがすべて初体験であり、開店準備のためのプロセスは多岐にわたります。とくによくあるミスというのは、のぼり旗の手配をうっかり忘れて、間に合わないかもといった事態。

店内の設計ミスや変更、什器の手配、食材の準備、メニューやチラシの印刷~。いろいろありますが、のぼり旗にも依頼から印刷アップまでには絶対的に必要な日数というものがあります。

準備のリストを作成して、優先順位のトップに書いておくくらいの用心をしましょう。またスムーズに手配できたとしても、印刷前のデザインをチェックしたり、修正したりといった日数も必要になります。

最近では、それほどのぼり旗の本数を使わないのに、コスト優先で「激安のオリジナルのぼり旗」を希望する人が増えています。確かにネットには「早い・安い・即日配達」などとあります。

しかしいくらなんでも、依頼した次の日や3日と経たないうちに、完成品を届けてくれる専門店はありません。最低でも依頼から完成、手元に届くまでは10日間の日程が必要だと思っておいてください。

激安なのに、希望するのぼりは最高の仕上がりとサービス?

次に、「初心者でも激安のオリジナルのぼり旗を発注して大丈夫か」という疑問についてですが、“初心者”にもいろいろな解釈があります。以下に列記したうちの項目で自分はどの項目の初心者なのかをチェックしてみてください。

1. 激安オリジナルのぼり旗を発注することが初めて。

2. パソコンでのぼり旗のデザインをすること自体が初めて。

3. そもそもデザインに興味がなくて、デザインすること自体が初めて。

4. 激安店に連絡さえすれば、何とかしてくれると思っている。

5. 激安の価格にはこだわるけれど、仕上がりは最高のものを期待している。

6. 激安店なら、“のぼり1本で500~600円だ”と思っている。

7. 激安店はプロ。自分の作ったラフなデザインデータでも大丈夫と思っている。

ザックリ7つの項目をピックアップしましたが、これらはみんな激安店に依頼をして、「こんなはずではなかったと後悔している人の理由」のリストです。厳しい言い方をするようですが、激安店に頼むのに、過剰な要求が多すぎます。

まず、デザイン自体を行なったことがない人、パソコン用のデザインソフトの扱いに不慣れな人は、別途料金を支払ってでも専任のデザイナーがついてくれる激安店を探しオーダーしましょう。

いわゆる初心者同様の人が、“オリジナルのぼり旗の制作を丸投げできる店”は、激安店が乱立するご時世といえども、そんなに数があるわけではありません。結果として激安価格にはならなくても、そのほうが断然安く済みます。